内省的な自己反省

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拝啓、これから道標となる貴方へ

まばゆい光に照らされる。じりじりと自分の体温が上がっていくのを感じる。意外と顔が見える客席。静寂。そして始まる世界。

幼い頃から習っていたピアノ、中学は吹奏楽、高校は合唱でステージを経験してきた。別に出たいから出たのではなく周りが出ていたから自分も出ていただけだった。周りはどうしても全国大会に行きたくて、行きたくて行きたくて仕方なくて必死になっていたのに、賞なんてどうでもいい、部活辞めたい、無理、早く終わらないかな。なんて思っていた。今思えば最低だ。

そのことを、貴方と出会ってから激しく後悔することになる。

キラキラと光るライト、割れんばかりの歓声に包まれて輝く貴方。貴方がそこまで辿り着くのにどれだけの努力をしてきたのだろう。まだ貴方のことを知って間もないから想像しかできないけれど。血のにじむような努力とか、悔しくて悔しくてたまらない思いとか、飽くなき探究心と共に続ける地道な練習とか、抱えきれないほどの経験を積んできたのだと思う。それでもそんなことを1ミリも感じさせずに非日常を見せてくれる貴方。

アイドルと自分の努力を比べるなんて我ながら立場を弁えた方がいいのではないか、と思う。それでも自分の過去を振り返って、悔しくて悲しくて思わず涙が零れて止まらなかった。もっとあの頃本気になれなかったのかな、って。でも、そんな生活が向いてなかったからこそ、貴方に惹かれたのかもしれないね。

 

中島健人くん。貴方と出会ってからわたしの世界はがらりと変わりました。貴方にわたしの過去と現在、未来、そして叶えられなかった夢を託してもいいですか?

貴方はきっとファンが泣いている姿を見たくはないと思うけれど、貴方をきっかけに自分の過去を振り返って、沢山泣いて、その分笑顔になれるように頑張るから。もうちょっと待っててね。