私の1ページ〜SexyZone PAGESを見て感じたこと思ったこと〜
私のPAGESが先日の長野公演で終わりました。
留学から帰ってきた週の日曜日の宮城から始まり、大阪、横浜、長野と参戦しました。
私にとって生まれて初めてのジャニーズのコンサート。とっても楽しくて、まさに人生の中で大切にしたいページのひとつになりました。
長野の夜公演で勝利くんの「みんなを笑顔にするために このツアーを始めました。」という言葉の通り、楽しい場面が散りばめられた、そんなコンサートでした。頭を空っぽにしてペンライト振ったり、一緒に踊ったり、レーザーに圧巻されたり。会場を縦横無尽に走り回る彼等は紛れもなくアイドルで、照明と歓声とペンライトを浴びて生きてました。
PAGESの物語はざっくりと 恋をして、結ばれて…という誰かの人生のお話、のようにわたしの瞳には映りました。ぎゅっと の普通に就職して誰かと結婚して 普通に帰って普通に眠る をどこか彷彿とさせるような。アイドルだったらできないような、いやできたとしても我々のように簡単にはできないような人生の物語。
ヲタクの全員が全員誰かと恋愛をするわけでも結婚するわけでもない。わたし自身結婚願望がある訳でもない。人生観が多様化しているこの時代に彼等が提供した人生のレールの物語を初めて宮城で見た時に、少しだけ怖くなった。だけど回を重ねる度に、何度見ても、青い恋人からのMy sweet heart,My sweet loveの流れがあまりにも格好良く、綺麗に洗練されていったのが感じられて、現実の結婚とかそういう考えがどうでもよくなって、彼等の提供する「舞台としての結婚」にどんどん進化していって、私の中に「非現実的な結婚」へと消化されていきました。そうだ、彼等は優しいのだ。いつまでも夢を見させてくれる存在なのだ。
健人くんはいつでもどこでも健人くんだった。
君米のジャケットを着る時も、小学生になってはっちゃける時も、BO愛でリンゴを齧る時も、ワンダラで腰に付けた機器に入り込んだシャツを直す時も、青い恋人の移動時に水を飲んでスタッフにペットボトルを投げる時も。
Unstoppable。いつもは照明を楽しむ曲だったが、長野だけは違った。長野はアリーナメンステ側の座席だったので、unstoppableの時はセンステにいる彼等の背中がよく見えた。君がいた夏に…が終わってメンステからセンステへの移動のふまけんが強い。とにかく強かったのだ。間違いなく、この2人が引っ張っていくんだな、などと思っている間にセンステへ到着。
背中が、大きい。
彼等はその大きな背中で、どれだけのものを背負いながらステージに立っているのだろう、何を抱えているんだろう、徐々に上へと上がっていくセンステに比例してこの気持ちは彼等に届くことはないんだろうなって思って。CRYの時もそう。そんなことを感じながら見ていたけれど、あぁ、絶対に天下取れるなって思いながら気付いたら泣いていた。
彼等は空間を操るのが巧みなのだ。
横アリの時は近く感じられたし、宮城や長野はキャパの小ささにも関わらず何故か大きく感じた。それはきっと彼等がたくさん走り回っていたからだというのもあるし、観客を巻き込む何かを持っているからなのだろう。
PAGESを通して伝えたかったことは、これらの物語そのものではなくて、PAGESのこの瞬間なのだと思う。
健人くんは挨拶で 数あるアイドルの中からSexyZoneを選んでくれてありがとう とか、会うために可愛くしてきてくれてありがとう などの言葉をよく口にしていた。それはまるで彼等のことを好きになったこと、彼等に会う瞬間のためにかけた時間を総て肯定してくれるような、そんな気持ちにさせた。わたしはSexyZoneのコンサートが大好きだし、SexyZoneを選んで、SexyZoneを好きになった自分が好きだと自分でも肯定したい。そんな気持ちを、彼は受け止めてくれたのだと思う。直接話すことなんてできないけれど、こうやって気持ちに寄り添ってくれる、優しくて愛に溢れたアイドルなのだ。
演出を担当した風磨くん。今日という日が貴方にとって素敵な1ページとなりますように、という言葉を残した。先述した演出のように、これからの人生で もしかしたら彼等よりも大切な人と出会うかもしれない。何かをきっかけに会える機会が少なくなってしまうかもしれない。アイドルがいつどうなってしまうのか分からないように、ファンである我々も未来なんて予想できなくて、でもPAGESの今この瞬間が、SexyZoneを好きであるこの時が、これからの長い人生の中で大切な1ページになれていたらいいなという風磨くんなりの祈りのように感じられた。そう考えると、風磨くんも相当な愛の持ち主なのだろうな、とも思った。
今振り返ると、ものすごく愛に溢れた現場だった。楽しいだけじゃなくて、心に寄り添ってくれるのが直に伝わる空間だった。
SexyZoneの今を見ることができてよかった。出会えてよかった。わたしが見た景色は、大切な1ページになった。わたしの中のSexyZoneというページはまだ積み重ね始めたばかりだけど、いつまでもいつまでも輝いているんだろうな。
5色のページも、いつかきっと。