内省的な自己反省

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2022年、私のハイライト―SexyZoneドームツアー「ザ・ハイライト」に行ってきた話―

 

今年も残すところあと僅かとなりました。今年の巨大感情は今年のうちに整理しておきたいので、文にまとめます。もし良かったらお付き合いいただけると嬉しいです。

 


2022年は個人的に本当に色々なことがありました。

会社の上司のセクハラとパワハラがきっかけで、初めて心療内科を受診した1月からスタートしたこの1年。治療をしても埒が明かずに休職して、療養中に自分がレズビアンであることを自覚した春。アリーナツアーで3年ぶりにSexyZoneと再会して、主治医から寛解を告げられた夏。葛藤の末自分自身のことを受け入れて動き出した秋と冬。心身共に負担の大きい1年だったけれど、ほんの少しだけ強くなれた気がします。そして12月後半。一年の締めくくりにSexyZoneのドームツアーに3公演ほど、東京の2日目と大阪の2公演にお邪魔してきました。

 


東京公演は風磨担のお友達と行ってきました。

 

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PAGES以来3年ぶりの連番。あの頃は二人ともファンサに一喜一憂して、夜行バスを乗りこなして全国各地を飛び回り、お揃いコーデで参戦してたりして、とにかくエネルギーの塊でした。思い出話をしながら「あの頃は若かったね」なんて言いながら開演前を過ごしました。当時学生だった私も今は社会人。お互い翌日は仕事だったので、公演が終わったらサクッと帰ろうね!となったところに時の流れを感じました。

 


座席はいわゆる天井席だったけれど、入れただけでもう十分。むしろ団扇を持たずに双眼鏡で野鳥の会に専念できました。これが意外と楽しくて、次のドームに備えて防振貯金を本気で考え始めました。天井席でも十分に楽しめるセットと照明と構成で、セトリも懐かしい曲でいっぱい!あの頃の衣装を今の彼らが着て歌って踊る姿はオタクが見た夢かと思いました。みんな大きくなったね・・・

 


初めて見た回は1曲ごとの記憶が飛んでしまっているのだけれど、夏のハイドレンジアはよく覚えています。すごく良かった。ケンティー、映画関連のお仕事などであれだけ忙しい中で弾き語りの練習をしたのかと思うと本当に頭が上がりません。5万5000人の前であんなに堂々とピアノを弾くケンティーは一生の憧れです。私もハイドレンジア弾いてみようかな。ずっとずっとピアノを続けているケンティー、本当に尊敬です。

 


話は逸れて名脇役。本当にびっくりしたのだけど、自分の恋愛に当てはめて泣いた曲はこれが初めてかも。名脇役自体ドームで久々に聴いたから新鮮だったのだけれど、数年ぶりに聴いた名脇役は、もしかしたら同性愛者の恋愛を歌っているのかもしれないという印象を受けました。治療の過程で過去の恋愛を思い出しては自分の中に落とし込む、という作業をしていたためおそらく解像度が自分の中で勝手に上がっていたのだと思います。曲中本当に苦しくて潰れそうになったけれど、報われない気持ちを大好きな人達が歌ってくれたことによって勝手に救われていました。ありがとう。それから私も恋愛の曲を自分の恋愛のこととして受け取れるくらい歳を取ったことにその時初めて気づいたのでした。

 


閑話休題

 


聡くん。私は聡くんの真っ直ぐで熱い言葉が大好き。

「私も」なんておこがましい表現なのは承知で言うけれども、私も病気で仕事をお休みして戻って来た身なので聡くんの痛みや葛藤がほんの少しだけ分かります。けれど聡くんの口から紡ぎ出される言葉の隅々から、お休みしている間も沢山自分自身と向き合って色んな感情と闘って自分のことを受け入れて、その上でまたステージに戻ってきてくれたのだということが伝わってきました。

「僕からSexyZoneを取ってしまったら、僕は僕でなくなってしまう」聡くんは言いました。そんなことないよ、君は君のままでいいんだよ、と思わず言いたくなってしまったけれど、それを言ってしまうと聡くんの決意を否定してしまう。だから私は「僕たちにこれからも着いてきてください」と言ってくれたSexyZoneの松島聡くんを、心の底から応援したい。聡くんとは実は同い年で、私の病気も似たような病気だったので勝手に戦友だと思ってます。だからこれからも思ったことや感じたこと、素直に教えてね!私はずっと、聡くんの味方だよ。

 

 

 

大阪公演は大学時代からのお友達の健人担と。

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SexyZoneについて知るようになったのは彼女がきっかけでした。私もお友達も社会人なのに異様に明るい髪色で、なんなら学生時代よりも明るくなってたかも。お互い社会人になってもゴーイングマイウェイなところに居心地の良さを感じました。24日の公演が終わった後、コンビニでホールケーキを買って夜中ホテルで二人で完食したのもいい思い出です。

 


初日はスタンド席、オーラスは生まれて初めてビスタ席に入りました。ここから見えるペンライトの海が本当に綺麗でした。ビスタ席に入らないなんてもったいない!

 


勝利くん。ずっとずっと、何度も何度もありがとうって伝えてくれました。次の夢、絶対叶えようね!!!!!!!!!!!!

 


ケンティー。24日の挨拶で「クリスマスイブだし甘々なこと言ってもいい?」「会話のないデートなんてなくない?」と言ってリアクションを促してる姿を見て、だから私は中島健人のことを好きになったんだな、と思いました。夢を見させてくれるアイドルのプロ。いつも予想外のことをして驚かせてくれる人。会う度にどきどきする人!私はそんなアイドルを全うする彼を、これからも見届けたい。

25日には「今年も1年間、よく頑張ったね」と言いました。冒頭でも書いた通りこの1年間は本当に本当に辛くてしんどい期間が長くて、だからこそケンティーからのこの言葉が染み渡りました。そしてその言葉を素直に受け取れるようになれたのも嬉しかった。この言葉を聞くためにこの一年間を乗り越えてきたんじゃないかな、とすら思えました。私は今年もアイドルに生かされていました。ありがとう。

 


風磨くん。「SexyZoneに着いていけない時もあるかもしれない、でもせめてもう少し着いてきてください」と言いました。私はこれに思わずはっとしました。去年の10THアニバーサリー―コロナで全然現場に行けなくなってしまい、SexyZoneから完全に心が離れてしまった時のことを思い出しました。ちゃんと追っていればもっと喜べたかな、もっと楽しめたかな。どうして離れてしまったのだろうと後悔しました。ダブルアンコールのChange the world もほぼ初めて聴いたも同然で、(10THの配信で一度聴いた以来?)それが唯一の心残りでした。けれど「10年20年30年経ってそうしたらまたみんなでハイライトを振り返ってみませんか?」の言葉を受けて、今日この瞬間だって素敵なハイライトの一部なのだと思えるようになりました。風磨君はいつでも私たちのことを迎えてくれて、自分たちがハイライトの一部になれているかを気にかけてくれる存在。「少しでもみんなの心の中のハイライトになっていれたら嬉しい」の言葉に甘えて、好きな時にまた遊びに来るね。泣きそうになりながらDreamを紹介した後すぐにぷいっと目を逸らした風磨くんは、ほんの少しだけ弱く見えた。けれどみんな強くなったから、きっと大丈夫。

 

 

 

マリウス!!!!まずはおかえりなさい。元気そうで安心しました。セクベアの声マリウスだったんだね。みんなでドームに立っていたことを嬉しく思います。アイドルでいてくれてありがとう。最後にみんなの前で集まってくれてありがとう。マリウスが卒業するのは本当に寂しくて、でも5人でいる姿を昨日から沢山見せてくれることが嬉しくて、感情が未だに定まりません。大阪遠征の疲れもまだ完全に取れてないのに!笑 5人で集まる姿はあの頃見た姿そのままで、私たちが観測できていなかっただけで5人はずっと繋がっていたんだなあ、と思いました。

自分と向き合ってアイドルを続けることを決めた聡くんの選択も、新たな夢に向けて進む決意をしたマリウスの選択も平等に正しくて尊い。だから私は、精一杯のエールを送ります!ずっと応援しているよ。だからあとほんの少しだけ、感傷に浸らせてね。(と思っていたらセクシールーレットのストーリーが投稿されていてまた感情が忙しいよ!)

 


この1年を通して、時の流れと共に人は変わるということを痛感しました。環境が変わり、自分も変わり、思うことも変わる。けれどそんな中でもSexyZoneという帰る場所はここにある。その事実を抱きしめながら残り数日を過ごしたいと思います。SexyZone、大好だよ!!!!

それでは皆さま、佳いお年を。