内省的な自己反省

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魔法が解ける音がした

 

卒論があるからこんなことを書いている場合ではないのは重々承知である。だけどどうしても心の整理を付けたいから、日記のように殴り書きをしたいと思う。

 

追っかけを、辞めようと思う。理由は色々とある。コロナで現場がなくなったこととか。私は案外アイドルだとか推しとかそこまで重要ではなかったのかもしれない。とにかくおしゃれして非日常な空間に足を運ぶ行為そのものに魅力を感じていたのかもしれない。

 

オタクをする界隈を変えてから、様々な立場の方とお話する機会が一段と増えた。そこで冷静に自分の将来を考えた時に10年後の自分は追っかけをしているのか?という疑問に即答でイエスを言えなかった。今も言えない。私はとにかく飽き性だ。すぐに新しい世界を見たがるし、自分でも予想のつかない方向に衝動のままに動くことだってある。そして私は気付いてしまった。「手の届かない誰かに一方的な思いを馳せることよりも、身近な誰かと愛し愛される関係を、私は求めている」

 

以外だった。この事実は創作をしながら見つけた感情だった。私は恋愛経験がない。そんな自分を急に恥じるようになって、今までのオタク人生も全て否定するようになった。あんなに楽しかったはずなのに。両極端で嫌になるなあ。

 

 

バチェロレッテを見た。バイト先の人と感想を語り合った。私は萌子さんのような人を格好いいと思ったけれど、バイト先の人は我が強いだのわがままだと言いたい放題だった。なるほどそんなものの見方もあるのか。立場を弁えずに言ってしまえば、だから私も恋愛や結婚ができないのかもしれないと思った。私も頑固で我が強いから。そうか。恋愛をするためには他者と協同すること、譲ることを身に付けなければならない。急に自分のいままでの振る舞いが子どものように見えてしまって、これまたそんな自分を恥じた。

 

 

今まで美しいと思えたものが美しいと思えなくなった。きっと今私の中では大幅な価値観の総入れ替えを行っているのだろうけれど。だけどいつまで経っても子供じゃいられないし。大人になるというのはきっとこのことを言うのだろう。

 

ほんの2,3年だったけれど、とても楽しい夢のような時間でした。ガラスの靴も王子様も、自分の手で掴み取る。そのためのさよならを、今。